支援事例

CASE

業務システム開発 / 2023 / 事業会社 営業本部

営業業務効率化ツール開発

Challenge

背景・課題

営業部門では契約情報を Excel で一元管理していたが、見積書・発注書・請求書の作成は完全に手作業。担当者は契約 Excel からデータを転記し、各帳票のフォーマットに合わせて整形、上長チェック、修正対応というサイクルを毎回繰り返しており、1件あたり 2〜3 時間を要していた。月末の集中期には残業が常態化し、転記ミスによる再発行も発生。さらに数百〜数千社への営業メール送信は BCC 一斉送信のため、開封率・返信率ともに低迷していた。

Solution

アプローチ

契約管理 Excel を信頼できる唯一の情報源と位置付け、Python によるデータ抽出・バリデーション + Excel VBA による帳票テンプレート流し込みのハイブリッド構成で、見積書・発注書・請求書のワンクリック自動生成を実装。整合性チェックでデータ不備を事前検知。並行して、Python の smtplib でテンプレート差し込みのパーソナライズドメール送信ツールを構築(送信ログ・リトライ・送信間隔調整付き)。

プロジェクト背景

Excel 中心の営業業務プロセスを分析し、帳票自動生成システムおよびパーソナライズドメール一括送信ツールを開発。手作業に費やされていた時間を、本来の営業活動へ振り向けられる状態を目指した。

アプローチ

帳票自動生成システム

契約管理 Excel をシングルソースオブトゥルース(信頼できる唯一の情報源)として活用する設計思想を採用。Python によるデータ抽出・バリデーション処理と、Excel VBA による帳票テンプレートへの自動流し込み機能を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを構築。ボタン1クリックで、見積書・発注書・請求書を一括生成し、所定のフォルダに自動保存する仕組みを実装。整合性チェック機能により、データ不備を事前検知し、エラーレポートを出力する機能も搭載した。

パーソナライズドメール送信ツール

宛先リスト(Excel)から顧客情報を読み込み、テンプレートメールの差し込みフィールド(会社名、担当者名、過去取引情報等)を自動置換。Python の smtplib を活用し、1通ずつ個別のメールとして送信するツールを開発。送信ログの自動記録、送信失敗時のリトライ機構、送信間隔の調整機能(スパム判定回避)も実装した。

成果

帳票作成業務において、従来 2〜3 時間かかっていた作業が数十秒に短縮。月間で約 40 時間の工数削減を達成し、担当者は本来の営業活動に集中できる環境を実現。転記ミスに起因する再発行もゼロに。

メール送信ツールの導入により、開封率が従来比 25% 向上、返信率も 15% 改善。「御社宛に個別にご連絡しております」という印象を与えることで、商談化率の向上にも寄与した。本ツールは他部門からも引き合いがあり、横展開を実施。全社的な業務効率化の起点となった。